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ペットの歯石取り 重要性とそのプロセスについて学ぼう

あなたは愛犬や愛猫の「口の健康」に注意を払っていますか?ペットの歯石は見た目の問題だけでなく、その存在が多くの健康リスクを招く可能性があります。ペットの歯石取りは、歯肉の健康を保ち、歯周病のリスクを低減させるために不可欠です。さらに、愛犬や愛猫の口臭改善も期待出来ます。高齢ペットには麻酔のリスクもありますが、それを避けて将来的な抜歯や手術のリスクを減らすためにも、早めのケアが重要です。この記事では、歯石とは何か、なぜ取り除くべきなのか、そして具体的な取り除き方から、その後の痛み対策まで、詳しく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

 

犬・猫の歯石取りについて

歯石とは何か?

歯石は、食べ物の残りや口の中の細菌が歯に付着して固まったものです。最初は柔らかい歯垢から始まりますが、放置すると硬くなり取り除くのが難しくなります。

歯石がもたらす健康上の問題

歯石はただの汚れではありません。歯石の下には細菌がたくさん潜んでおり、これが原因で歯肉炎や歯周病を引き起こすことがあります。また、細菌が血流に乗って他の部位にも影響を与える可能性もあります。

歯石取りのメリット

歯石取りを行うことで歯肉の健康を維持し、歯周病のリスクを減少させることができます。また、口臭の原因ともなる歯石を取り除くことで、ペットの口臭の改善も期待できます。

歯石取りのデメリット

歯石取りは、ペットにとって少しストレスになることがあります。また、特に高齢のペットには麻酔のリスクも考慮する必要があります。

抜歯の必要性

歯石の進行や歯周病が進行すると、歯の機能が失われることがあります。そのような場合、抜歯が必要となることがあります。抜歯はペットにとって大きな負担となるため、歯石取りを定期的に行い、予防することが大切です。

 

歯石取りのプロセス

専門医による診断と準備

まずは、動物病院での専門医による診断から始まります。口内をしっかりとチェックし、歯石の状態や歯周病の有無を確認します。診断の結果によっては、歯石取り以外の治療やケアが必要な場合もあります。

歯石取りの具体的な手順

まず、ペットを落ち着かせます。歯石取りはペットにとってストレスになる場合があるので、安心させることが大切です。次に口内を清潔にし、専用の器具を使用して歯石を丁寧に取り除きます。この時、歯肉を傷つけないように注意が必要です。歯石取りが完了したら、口内を再度清潔にします。必要に応じて、フッ素塗布や口内のケアを行います。

手術が必要な場合の対応

歯石や歯周病が進行している場合、抜歯や手術が必要となることがあります。その際は、麻酔を使って手術を行います。手術が必要となる前に、定期的な歯石取りやケアを行うことで、手術のリスクを減らすことが可能です。

 

歯石取りの痛みについて

歯石取り中に痛い理由

歯石取りの際、硬くなった歯石を取り除くための器具を使用します。このとき、歯や歯肉に少し圧力がかかることがあります。特に、歯肉の近くにある歯石を取り除くときには、微細な刺激が歯肉に伝わり、ペットにとって痛みを感じることがあります。

歯石取り後に痛い理由

歯石取りが終わった後も、歯肉が少し腫れたり、敏感になることがあります。これは、器具で歯石を取り除いた際の微細な刺激や、取り除いた箇所が少し開いてしまったことによるものです。

歯石取り後の痛み対策

歯石取り後の痛みや不快感を軽減するためには、以下の対策が有効です。

冷やす

痛みや腫れを感じる場合、冷やすことで症状を和らげることができます。しかし、直接冷たいものを当てるのではなく、タオルなどでくるんでから冷やしてください。

軟らかい食事

歯石取り後は、硬い食事よりも軟らかい食事を選ぶことで、口内への刺激を減少させることができます。

痛み止めの投与

動物病院で痛みを和らげるための薬を処方してもらうことも一つの方法です。ただし、必ず獣医師の指示に従ってください。

 

家庭での歯石予防ケア

正しいブラッシング方法

家庭でペットの歯石予防ケアを行う際、ブラッシングは非常に重要なステップです。ペット専用の歯ブラシは、人間用とは形が異なるため特に小型犬や猫には小さめの歯ブラシや指にはめるタイプがおすすめです。ブラッシングを行うときは、歯の表面を優しくこするよう心掛け、強く押し付けると歯肉を傷つける恐れがあるため、注意が必要です。また、ブラッシングに使用する歯磨き粉は、ペット専用のものを選ぶことが大切です。人間用の歯磨き粉には、ペットにとって有害な成分が含まれている場合がありますので、使用は避けましょう。

歯石予防に効果的な食事

ペットの食事の内容や形状は、歯石の形成に直接関わってきます。固めのドライフードは噛むことで歯の表面を自然に磨く効果があるため、歯石予防に役立ちます。また、歯石予防を目的として開発された専用のフードも販売されており、これらのフードは歯石の付着を抑える成分を多く含んでいます。

 

まとめ

歯石取りは、歯周病やその他の健康問題のリスクを低減し、ペットが快適に過ごせるようにするために不可欠です。特に高齢のペットにとっては、早めのケアが将来的な手術や抜歯のリスクを減らします。家庭でのブラッシングや食事の工夫も、歯石予防に大いに役立ちます。愛犬や愛猫の健康を長期にわたって守るために、今日から口内ケアを始めてみてはいかがでしょうか。

 

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