ネコちゃんの病気
猫の病気
結膜炎
眼の結膜で炎症が起こった状態で、猫の結膜炎は猫ウイルス性鼻気管炎、猫クラミジア感染症などが主な原因です。
これらの感染症は混合ワクチン接種により予防することができます。
主な症状
- 白目の充血
- 目やにが増える
- 涙が出る
など
慢性腎腎臓病
腎臓が障害を受けて腎臓が正常に機能しなくなった状態です。
原因を特定することが難しく、細菌・ウイルス感染や外傷、薬物の影響、免疫疾患、結石など様々な原因が考えられます。
高齢期の猫に多く、悪化した腎機能は回復しないため、早期発見が重要です。
主な症状
- 多飲多尿
- 食欲不振
- 元気消失
- 嘔吐
など
膀胱炎
膀胱に炎症が起こった状態で、ブドウ球菌や大腸菌などの細菌感染が原因で起こるケース(細菌性膀胱炎)と、明確な原因がないケース(特発性膀胱炎)に分けられます。
主な症状
- 頻尿(何度もトイレに行くが、尿が少量しか出ない)
- 血尿
- トイレ以外での排尿
など
膀胱結石
尿に含まれるミネラル成分が結晶化し、膀胱で結石となり様々な症状を引き起こす病気です。
結石が原因で膀胱炎が起こったり、頻尿や血尿などの症状が現れたりします。
一方で飼い主様が症状に気づけないケースも多いです。
雄猫では、尿道閉塞を起こすと急性腎不全を起こすことがあります。
主な症状
- 頻尿
- トイレには行くが尿が出ない
- 血尿
など
甲状腺機能亢進症
甲状腺ホルモンの分泌が増加することで起こる病気で、中高齢の猫によくみられます。
甲状腺の過形成や甲状腺腫瘍などが原因で起こり、多飲多尿や落ち着きがなくなる、攻撃的になる、呼吸が速くなるなどの様々な症状が現れます。
甲状腺機能亢進症は血液検査をしてみないとわからない場合があるので、健康診断で取り入れることが推奨されます。
主な症状
- 行動が活発になる
- 落ち着きがなくなる
- 攻撃的になる
- 多飲多尿
など
乳腺腫瘍
乳腺にできる腫瘍で、犬と比べると発症リスクは低いとされていますが、猫の乳腺腫瘍はほとんどが悪性なので注意が必要です。
1~2ヶ月発見が遅れるだけでも手遅れになる場合がありますので、普段のスキンシップでしこりに気づいたらすぐに当院へご連絡ください。
乳腺腫瘍は初回発情前に避妊手術を受けることで発症リスクを大幅に低減できると言われています。
主な症状
- 乳腺のしこり(単数または複数)
など