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ペットの皮膚病予防 飼い主さんができること

愛するペットがいつまでも元気で快適な生活を送るためには、健康管理が不可欠です。
特に皮膚病は、犬や猫、小動物にも頻繁に見られる問題です。

この記事では、飼い主さん自身が取り組める「ペットの皮膚病予防」について詳しく解説しています。
皮膚病の主な原因から、日常生活で気を付けるべき点、適切な食事管理、室内環境の調整、そして心地よい生活空間を作るためのストレス管理に至るまで、幅広く紹介していますのでぜひ日常のケアに取り入れてみてください。

ペットの皮膚病について

皮膚病とは

皮膚病とは、ペットの皮膚が荒れたり、かゆみや湿疹が出たりする症状の総称です。
これは犬や猫、小動物などのペットに一般的に見られます。
皮膚が赤くなる、毛が抜ける、臭いがするなどの現象もこれに含まれます。

皮膚病の主な原因

アレルギー反応

アレルギー反応は皮膚病の一つの主な原因です。ペットが食物、花粉、塵などに反応すると、皮膚が赤くなったり、かゆみを感じたりすることがあります。
特定のアレルゲンに対するテストや除去食試験が有効な診断方法とされています。

寄生虫

寄生虫もまた、ペットの皮膚病を引き起こす一因です。特にノミやダニが皮膚に付着すると、かゆみや赤み、炎症を引き起こす可能性があります。
これに対する治療は、寄生虫を効果的に駆除する薬剤の使用が一般的です。

感染症

感染症も皮膚病の原因となることがあります。細菌やカビが皮膚に感染すると、皮膚病が発症する可能性があります。
このような場合、抗生物質や抗真菌薬の投与が必要となることが多いです。

ストレス

ストレスはペットの皮膚病に影響を与える要因の一つです。ストレスがかかると、ペットの体の防御機能が低下し、皮膚病になりやすくなります。
ストレス源の特定と除去、またはストレス軽減のための環境調整が重要です。

環境

環境も皮膚病の大きな要因となります。乾燥や高温、湿度の変化などは、ペットの皮膚に負担をかけ、皮膚病を引き起こす可能性が高まります。
環境をコントロールすることで、皮膚病のリスクを減らすことが可能です。

皮膚病によるリスク

皮膚病はただのかゆみで終わらない場合もあります。かゆみによってペットが皮膚を掻きむしると、それが原因で皮膚が傷つき、さらには感染症を引き起こす可能性もあります。
また、皮膚病が重症化すると、ペットの食欲や活動量にも影響を与えることがあります。

 

飼い主さんができる予防法

シャンプー選びのポイント

ペット用シャンプーにはさまざまな成分が含まれています。強い殺菌成分や香料はペットの皮膚に刺激を与える可能性があります。
そのため、無香料やオーガニック成分を含むものを選ぶと良いでしょう。

最適な頻度

過度なシャンプーは皮膚を乾燥させ、逆に皮膚病を引き起こす可能性があります。
一般的には、犬は週に一度、猫は月に一度のシャンプーが適当とされていますが、個々のペットの状態によって調整してください。

正しいブラッシング法

ブラシの種類

長毛種や短毛種、それぞれの毛質に適したブラシを選ぶことが大切です。
例えば、短毛種にはソフトブリッスルのブラシが良く、長毛種にはピンブラシが適しています。

ブラッシングの仕方

ブラッシングは、毛を引っ張らないように注意が必要です。皮膚に力を入れすぎず、やさしくブラッシングしましょう。
これが皮膚への刺激を減らすコツです。

定期的な健康チェック

目視での確認

多くのペット(特に長毛種)は毛が多く、皮膚の状態が一目でわかりにくいことがあります。
そのため、定期的に毛をかき分けて皮膚をチェックすることが重要です。
炎症、腫れ、かさぶた、異常な赤みなどが見られた場合、速やかに動物病院での診察が必要です。

皮膚ケア商品

スプレーやローションは時に非常に効果的な皮膚ケア補助となりますが、これらの製品もまた化学成分やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
そのため、製品選びでは成分リストをしっかりと読み、小さな部位でパッチテストを行ってから全体に適用することが推奨されます。

食事管理

水分補給も大切

ペットが取るべき水分量は、そのサイズ、活動量、気温などによって変わります。
特に暑い日には、ペットが十分に水分を摂取できるように、常に清潔な水を提供することが重要です。

適切なフード選び

多くのペットが食べ物アレルギーに反応する可能性があります。主なアレルギー源としては、鶏肉、牛肉、小麦、大豆などがあります。
高品質で成分がシンプルなフードを選ぶとともに、獣医師と相談しながら最適なフードを見つけることが最良です。

室内環境を整える

温度と湿度

ペットの皮膚は人間と同様に乾燥に敏感です。特に冬季は加湿器を使って適切な湿度を保ち、乾燥を防ぐよう心掛けましょう。

換気をする

良い換気は、部屋にこもったダニや細菌、カビなどを減らし、新鮮な空気を供給することでペットの健康を促します。1日に数回、5–10分程度窓を開けることをお勧めします。

ストレス管理

適度な運動

適度な運動は、ペットがストレスを解消し、心地よい状態を保つのに不可欠です。
犬は日々の散歩や遊びが必要で、猫は家での遊びやキャットタワーでの活動が重要です。

定した環境

ペットは習慣を重視します。突然の環境の変化や、騒音、多くの人々との交流などはストレスを引き起こす可能性があります。
可能な限り一貫性を持たせて、安心できる環境を作りましょう。

 

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