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手術のご案内

手術のご案内 手術のご案内

当院では、不妊手術を含めた予防的手術のほか、病気の検査・治療に必要な場合は、そのための手術を実施しております。
必ず全ての動物に術前検査を行い、麻酔リスクや手術適応かどうかを評価・判断した上で手術を行います。そのため、手術をご希望の場合は事前に受診していただいております。
また、預かり・入院が必要となるため、原則として1年以内に混合ワクチンを接種済みであることを条件とさせていただいております。

術前検査

術前検査として最低限、一般身体検査および血液検査を実施しています。
100%安全な手術・麻酔はありません。事前にあらゆるリスクを評価し、対処することでより安全に手術を行えるよう努めております。そのため、動物の状態により必要に応じて超音波検査、レントゲン検査、心電図検査などを実施しています。

麻酔・手術

術前検査の結果に応じて、動物にとってよりリスクの低い鎮静剤・鎮痛剤・麻酔薬を選択し、麻酔の導入および維持・管理を行います。
当院では、術後の回復遅延や合併症率上昇の要因となる痛みを抑えるため、積極的な疼痛管理を実施しています。侵襲性の高い手術においてはモルヒネやフェンタニルなどの麻薬性鎮痛剤を使用する場合もあります。

予防的手術 予防的手術

一部の病気は事前に手術を実施することで、発症確率を低減したり進行を抑制することができます。以下、一例を紹介いたします。
手術

不妊手術

不妊手術によるメリット

〇病気の予防(犬)
【オス】
精巣腫瘍、前立腺疾患(腫瘍は除く)、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫瘍など。
※特に、前立腺膿瘍や会陰ヘルニアは重症化すると難治性になり、生活の質を著しく低下させる要因となります。
【メス】
子宮疾患、卵巣疾患、乳腺腫瘍発生の抑制など
※乳腺腫瘍の発生率は発情を経るにつれて上昇します。そのため、初回発情前での不妊手術をお勧めします。
〇発情に関する行動やマーキングの抑制


不妊手術によるデメリット

太りやすくなる、繁殖できなくなる、麻酔リスク
安静時の尿漏れ(避妊メス犬で極稀に発生)

手術

手術

<手術例>尾翼形成術:鼻の穴を広げる手術です。

短頭種気道症候群とは

当院では短頭種気道症候群に対する早期の予防的手術をお勧めしています。

手術

手術

<手術例>尾翼形成術:鼻の穴を広げる手術です。

好発犬種 フレンチブルドッグ、ボストンテリア、パグ、ペキニーズ、シーズーなど鼻の短い犬種
症状 いびき、豚のような呼吸音、重症例では呼吸困難や熱中症など
原因 短頭種は解剖学的に鼻孔や鼻腔が狭いことで、吸気時に気道に高い内圧がかかります。慢性的に気道に負担がかかることで、鼻腔内の軟骨の増生、軟口蓋過長、喉頭小嚢外反、気管虚脱、喉頭虚脱を誘発し、更なる気道の狭窄を引き起こします。
治療 解剖学的な異常のため、原則手術が必要になります。
早期に手術をお勧めする理由
早期に手術をお勧めする理由
短頭種気道症候群は慢性進行性で症状が悪化すると完治が困難となります。若齢時に手術を実施することで、気道にかかる負荷を減らすことができ、症状の改善や進行抑制につながります。

※進行例では軟口蓋切除、喉頭小嚢切除、気管虚脱整復が必要になる場合もあります。

手術実績 手術実績

一般外科

臍ヘルニア整復術、鼠径ヘルニア整復術、横隔膜ヘルニア整復術、会陰ヘルニア整復術(筋フラップ、ポリプロピレンメッシュ使用)、体表腫瘤切除術、断尾術、肛門嚢摘出術、耳道切除術(外側、水平、全耳道)、耳血腫整復術、胃捻転整復術、唾液腺切除術、皮弁法(ポケット皮弁、回転皮弁など)

腫瘍外科

膀胱部分切除、脊髄腫瘍摘出術(硬膜内髄外:C1-C2)、胸腺腫摘出術、乳腺腫瘍摘出術、口腔内腫瘍摘出術(下顎骨切除含む)、腸管腫瘍切除、肝臓腫瘍摘出術、副腎腫瘍摘出術、脾臓腫瘍摘出術、肺腫瘍摘出術、骨腫瘍摘出術(断脚)、断指術、甲状腺摘出術、膣腫瘍摘出術(会陰切開)、直腸粘膜プルスルー術、肛門嚢アポクリン腺癌摘出術(腸骨下リンパ節摘出含む)

呼吸器・
胸腔外科

短頭種気道症候群手術(尾翼形成、軟口蓋過長切除、喉頭嚢切除)、肺葉切除(肺葉捻転)、心膜切除、片側披裂軟骨側方化術(喉頭麻痺)、気管虚脱整復術(PLLP法)

消化器
外科

胃切開、腸切開・吻合術、胆嚢切除術、総胆管ステント設置、胆嚢十二指腸吻合術

泌尿器・
生殖器
外科

卵巣・子宮摘出術(非健康動物含む)、去勢手術(潜在精巣含む)、帝王切開、会陰尿道瘻、腎切開術(腎結石摘出)、前立腺膿瘍手術(前立腺大網被嚢術、ドレナージ)、尿管結石摘出、膀胱切開(結石摘出)、腎臓摘出術、腎嚢胞アルコール注入、尿管ステント設置術、SUB設置術

神経外科

椎間板ヘルニア(片側椎弓切除術、ベントラルスロット)

眼科外科

眼瞼腫瘤切除術、眼球突出整復術、眼球全摘出術、チェリーアイ整復術、眼瞼縫合術、格子状角膜切開術

整形外科

膝蓋骨脱臼整復術、大腿骨頭切除術
※現在、骨折手術には対応しておりません。

その他

フィラリア吊り出し術