短頭種の外鼻孔狭窄矯正手術

当院で先日手術した症例を紹介いたします。

HPにも掲載している外鼻孔狭窄矯正手術についてです。

 

外鼻孔狭窄は短頭種気道症候群の一要因であり、ブルドッグやボストンテリアなどの短頭種が好発犬種になります。

短頭種気道症候群とは、外鼻孔狭窄、鼻腔内の軟骨の増生、軟口蓋過長、喉頭小嚢外反、気管虚脱、喉頭虚脱からなる疾患群で、気道が狭いことが原因でいびきや豚のような呼吸音、呼吸困難を引き起こします。

上記は進行性の疾患であり、慢性的に気道に負担がかかることで、外鼻孔以外の部位の狭窄を誘発します。

加齢に伴い鼻腔内の軟骨の増生など外科的処置で改善できない部位の狭窄が生じると十分な治療効果が見込めなくなります。そのため、不妊手術などと同時に実施することをお勧めしています。

外鼻孔狭窄矯正術は鼻孔を拡張させることで、呼吸の改善および更なる気道の狭窄を抑える目的で実施します。

以下、手術前後の外鼻孔の外貌です。

◆術前:外鼻孔がほとんど開いていない。

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◆術後:外鼻孔が広がっています。

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今回、手術を実施させていただいたのは1歳2ヵ月齢のボストンテリアで、比較的若齢だったため、術後から呼吸の改善がみられ良好な治療効果が得られました。

この手術について興味をお持ちであればお気軽にご相談ください。